社会人として仕事をして働くとなれば、上司とうまくいかずギクシャクしてしまい困るときがあったりします。
対人スキルが高くて円滑な関係がきづければいいんですが、コミュニケーションが苦手とかなんとなくウマがあわないってかんじることもあるものですよね。
言われるまでもないのですが、ストレスが身体に悪いとはわかっていても、いざ自分がその立場になってしまうと、どうしたらいいのかと悩んでしまうこともあるかと。
私の場合も、上司との関係がうまくいかなすぎてお腹が痛くなってくるような時がありました。
ここでは、そんな時にどうすればいいのかを7名の方に相談して、そこから対処方法をまとめました。
結論を言うと、上司と円滑な関係が築けずにストレスでどうにもならない時の対処方法は、
- 「沈黙をうまく使う」
- 「わり切る」
- 「うけ流す」
の3つになります。
この記事では、上司とのコミュニケーションで悩んだ時の対処方法をご説明します。
コミュニケーションを取るのが難しい上司の特徴 10選

コミュニケーションを取るのが難しい・関係がギクシャクしやすい上司の特徴をあげてみます。
- すぐ感情的になって怒る
- 体育会系でついていけない
- 無責任な感じがする
- 部下の好き嫌いが態度に出ている
- 理不尽さを感じる時がある
- 高圧的に感じる
- 偉い人と部下とで接する態度が違う
- 失敗は責めて成功は褒めない
- 冷たすぎる
多くあがったのはこんな感じでした。
上司と円滑な関係が築けないと本当につらいですよね。
では、こういう上司との関係でストレスが溜まってしまう場合、どう対処すればいいのでしょうか。
上司が原因なストレスを溜めないコツ
では、そんな上司と接してストレスを貯めないようにする対処方法です。
- 仕事での関係だとわりきる
- その上司が脳や心に存在する時間を可能な限り短くする
- 他の人が、どういう風にその人に接しているかを観察する
- 受け流す、感情を反応させずに聞く
- 視界に入らないように工夫して接点を減らす
- 疑問点は納得いくまで質問する
- 反面教師にする
- 上司の立場・行動の意図を観察する
- 対抗しないで相手の話に合わせる
- 接点を減らして意識しない・考えないようにする
- 上司の人格や関係性を割り切って考える
- 自分の意思をしっかりと伝える
- ストレスを趣味など他で発散する
- 慣れるまでは必要最低限のコミュニケーションだけですませる
- 自分が変えられる部分に着目
- 瞑想やヨガ・ストレッチ・筋トレなどを取り入れる
- 良い面を見つけてゲーム感覚で攻略する
順に見ていきます。

仕事での関係とわりきる
仕事の為と割り切りましょう。
会社に行くのは仕事をする為です。だから仕事をまわすことをまず優先します。
上司に注意されると反論したくなる場合もあると思いますが、基本的には反論はNGです。
へたに口を開くより、原因・問題・解決策をひたすら考えましょう。沈黙が最良の策です。
注意や指導を受けている間も給料は発生しているんです。こうしている間もお金が出るわけですから、反省すべきは反省し、改善点をみつけます。
成果を出せるように頑張りましょう。
その上司が脳や心に存在する時間を可能な限り短くする
失敗した時もそうですが、自分に問題があるなら反省すべきは反省して、改善すべきは改善します。
そこである程度の答えを出してメモを取るなり改善策をうったら、可能な限り早く脳から追い出して切り替えます。
やるべきことをやったらもっと意義のあることを考えるべきです。
必要も無いのに考えたり落ち込んで心を痛めたりしても何もなりません。
あまりに落ち込んでくよくよしていても、事態は好転しないからです。
他の人が、どういう風にその上司に接しているかを観察する
自分と同じかそれより下のポジションにいる人がその上司に接しているかを観察します。
どんな感じで挨拶して、どんな風に話しているかをよくみてください。
そして可能な限りそれを真似するのは、すぐに取り入れやすい効果的な対処法です。
受け流す、感情を反応せずにとにかく聞く
注意された時に、それは本当に受け入れて反省したり、今後にいかすべきかどうかを考えてみましょう。
反省すべきなら、すなおに受け入れて反省し今後にいかすべきです。
でも、どう考えても納得がいかないなら、態度は真剣に反省します。
沈黙は金といいますが、聞いているということを相手に伝えるためにも相づちなどは普通にすべきです。
接点を減らす
うまく関係がきずけないうちは、上司とのコミュニケーションで気分が高揚したりテンションがあがる人は少ないです。
くれぐれも露骨に視線をそらしたり、避けたりするのはNGです。ふつうに接しましょう。
疑問点は納得いくまで質問する
まれにありがちなんですが、思っていることが伝わってないということがあります。
意見や疑問があるなら、まずは質問なり相談なりで伝えましょう。
報告・連絡・相談をしてない!と言われてしまうと問題あるのは自分ということになってしまいますし、ホウレンソウは仕事の基本です。
反面教師にする
自分が苦手な相手は、同じ理由で他の人も苦手に感じている場合も多いです。
自分はそうならないように、反面教師になってもらいましょう。
上司の立場・行動の意図を観察する
あえて嫌われ役に徹している、きびしく接してくる理由がある場合がある時もあるのです。
観察していればそれがわかるかもしれません。
余裕があるなら観察してみましょう。見ているだけでおちこんでくるレベルまでいっているなら、おすすめはしません。
仕事に励みましょう。
対抗しないで相手の話に合わせる
上司と話す時には相手の話にあわせます。
できる限りは相手が何を言いたいのかを把握するのにつとめます。
もし腑に落ちないことがあったり、疑問を感じたら質問相談でとにかく言葉に出して聞いてみてください。
もし相手が気分を悪くしそうな質問内容の場合、言葉はオブラートにつつみましょう。
上司の人格や関係性を割り切って考える
会社にいる間は、仕事が効率的にまわるように接すればいいんだと割り切って考えてください。
自分の意思をしっかりと伝える
上司への問題や悩みをひたすら思いこんだり考えているだけで、相手にはまったく素振りさえも見せないし、伝えてないという人がいます。
それで問題なく仕事をこなしていけるならいいんですが、そうでないなら思ったことは相手につたえましょう。
沈黙は金なりと申しますが、黙ったまま心を病むのはNGです。
ストレスを趣味など他のことで発散する
ストレスを抱えていてもいいことはなにもありません。
退社したあとは、脳や心にストレスをためないように発散することを心がけます。
好きなコンビニスイーツを食べたり、趣味に没頭するなど気分転換に力を注ぎます。
好きなものを飲みに行くのも手段の一つではあるんですが、飲むと逆に思い出してしまいって路上で吐いてゴミのポリバケツに抱きついたりする人もマレにいるようです。
肝臓の負担になって健康にも悪いので、ほどほどにしておくのが吉です。
必要最低限のコミュニケーションだけですませる
仕事の基本ですが、挨拶とホウレンソウは大事です。
必要なことだけは必ず行いましょう。
自分が変えられる部分に着目
人間関係で相手を変えるのは基本的に不可能なので、なにかを変えるなら自分が変わるしか無いです。
自分に問題があったり、自分が変えられるところがあるなら変えましょう。
瞑想やヨガ・ストレッチ・筋トレなどを取り入れる
瞑想やヨガといったものをしてみると心が晴れると言う意見が意外に多くありました。
アロマを試したりや日帰り銭湯に行ってみたりというのも効果的です。
今までやったことのないことに取り組むのは、日常を変化させる刺激にもなります。
ウォーキングやストレッチ、筋トレなどをして身体を動かすことも、ストレスの発散には効果的だったと言われていますから、健康のためにも身体を動かすのはオススメの対処法です。
上司の良い面を見つけてゲーム感覚で攻略する
ここまでにあがっていた対処法を総動員して、「上司との関係改善を攻略するゲーム」をプレイします。
たいていのゲームには攻略法があるものですし、部署にいるのが自分だけでないのであれば、ライバルのプレイヤーも存在するわけです。
攻略法を見つけられれば高得点をマークできるかもしれません。
これだけは絶対に避けるべき!「上司にストレスを感じたときのNGな対処」

- 感情的に接する
- 苦手に感じていることを態度に出す
- 上司を避ける・接触を極端に断つ
- 社内の人間に愚痴をこぼす
- 上司の気に入られようとして媚びる
となります。これらの接し方はいい結果をもたらさないので避けてください。
感情的に接する
上司に限らずですが、仕事シーンで相手に感情をぶつけると、ほぼ100%ろくなことにならないのはよくわかると思います。
そんな時は自分を他人の視点で観察してみようと意識します。
「上司に怒られてる同僚が感情丸出しで上司とやりあっている」のを目撃したら、あなたはどう思いますか?
「やめておけばいいのに・・」「とか、それはマズイだろ・・と」と思う人が多いはずです。
心をシャットアウトして考えるのをやめましょう。
とにかく聞きに徹して、考えて反省しているという態度ですごしてください。
苦手なことを態度に出す
苦手というのが態度に出てしまうと、推察力の高い相手の場合は「あなたが苦手です」ってことがほぼダイレクトに伝わります。
あなたは自分が苦手な相手にどんな風に接しますか?
まず間違いなく事態が好転する展開がくることはないです。
心静かに穏やかに過ごしたいなら、態度はうやうやしく右から左へ流すのが基本です。
上司を避ける・接触を極端に断つ
これもやってしまうと、相手に違和感や不信感をいだかせます。
基本的には苦手なものには近づかず距離を取るのが正解なんですが、露骨にやるのはダメすぎます。
めだたず、さりげなく回避しましょう。
社内の人間に愚痴をこぼす
気が置けて信頼できる仲のいい同僚に愚痴をこぼしてたら、じつはその同僚はそこら中でべらべらと喋りまくってた!ってのは意外によくある話です。
仮にその同僚が本当に信頼できるいいやつだったとしても、話している時に聞き耳をたてている人間がいないとも限りません。
社内の人間に愚痴をいったり冗談まじりに話すといったことはやめておいた方が無難です。
SNSに愚痴を書くというのも、社内の人間がふれるチャンスはある訳ですしオススメできません。
上司の気に入られようとして媚びる
媚びるのが苦にならなくて、媚びて効果があるなら一考の余地はあるんですが、たいていは効果がないです。
仮に効果があっても、それをみている周囲がドン引きするのがオチなのでNGです。
それでも仕事の上司へのストレスが限界に感じる場合の対応策は
できるだけ波風立てずにポジティブに対応したいものです。
でも、どうしても難しいのであれば、一歩踏み込んでいく対応になります。
人間、向き不向きはありますし。
- 期待をやめる
- 最低限だけ働く
- 感情を無にする
- 業務日誌に記録を残す
- 上司に思っていることを直接伝える
- 人事の部署に相談する・異動を希望する
- 転職する
期待するのをやめる
相手がある日をさかいに突然、人が変わって接しやすい感じな上司になった!というようなことはまずないです。
相手も人間なんだから、腹を割って話せばきっといつかわかってくれる的な期待をするのは、ほぼ間違いなく失望に変わります。
期待するのはやめましょう。
変えるなら自分の方です。
最低限だけ働く
会社は労働をしにいくところで、労働の対価に給料を受け取ります。
いただいた給料の分だけ「きっちり」働きましょう。
考えない・感じない・感情を無にする
深く深く海より深く考えたら、世界が変わるような名案がうかぶ!
ようなことはまず無いです。
考えるだけ脳のリソースが専有されてしまうし、心が疲弊するだけです。
仕事に全集中した方がまだ効率的ですから、考えない・感じないということが大事です。
業務日誌に記録を残す
業務がうまくいかないことがあった。○○の件で注意をされた。
こういったことがある場合は、内容や場所、時間などできるだけ細かく記録に残しておきましょう。
あとになって振り返ってそれを見直した時に、とるに足らないことだったりすることがあるかもしれません。
そして書いたらキレイさっぱりと、それは一旦忘れます。
書いたのだから、もうおぼえておく必要はないのです。区切りをつけてください。
上司に思っていることを直接伝える
上司との関係で苦手な思いをしているなら、直接伝えてみることは必要です。
一方的な思い込みで自分で自分を追い込んでいるような時はそれで解決することもあります。
人事の部署に相談する・異動を希望する
どうにもならない場合は、上司のさらに上の上司に相談したり、人事部に相談したりするのも手です。
まれにですが、ここをすっとばしていきなり辞めて転職してしまう人がいます。
転職する
ここまでいろいろと対処方法をあげてきましたが、考え抜いて手を尽くしてもどうにもならない場合には、転職して他の会社に移動するという選択肢があります。
考えても、相談しても、行動して手を尽くしてもどうにもならないなら、迷わずこの手段を選ぶべきです。
逃げるのは恥ではないし役に立つときもあります。
まとめ

仕事における上司との関係の悩みは、一人でできる仕事を選択でもしない限りつきることがないと思われます。
こういった時に難しいのは、例えば「A社のB部署にいる部下全員に嫌われているC課長」がいたとして、その部下の「DさんとEさんが、同じような悩みを抱えた結果として、同じ対処方法をしたとしても、同じ結果にならないことがある」ことですね。
- 「沈黙をうまく使う」
- 「わり切る」
- 「うけ流す」
の3つを心に留めてみてください。
うまく行かないことは、努力してそれでもうまく行かないなら慣れるまではスルーしましょう。スルーすればダメージはゼロです。
そうして努力していけば、時間の経過とともに自然に業務に慣れていくものです。
待てば事態も変わるときがきます。
苦手な上司を相手にして疲弊するようなことはせずに、努力と工夫をして過ごしてください。
円滑に仕事をこなして成果を出していけば、それが積み上がって結果となる日がくるものですから。
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