初対面の人とのデートや、転職して新しい職場に初めて顔を出す時などなど、緊張してしまってなかなか会話が弾まない、沈黙が重かったり、間が持たないってこと、ありますよね。
何を話せばいいかわからない、会話が弾まないってなると無言のままで気まずくなってしまいがち。
そんな時には バックトラッキングという方法を使って会話をスムーズにするテクニックがあります。
この記事では、バックトラッキングとはなにかということと、バックトラッキングの使い方について紹介します。
会話に使える「バックトラッキング」とは、なんなの?
バックトラッキングは相手のいった言葉を「オウム返し」をするという方法です。
相手の言った言葉や感情をそのまま相手に返すことで、信頼関係を築いたり共感してもらうという効果を期待できます。
なぜバックトラッキングというオウム返しをしたほうがいいのかというと、相手の話していることをしっかりと聞いてることを相手に認識してもらえるからです。
バックトラッキングには次のような3つのポイントがあります。
- 相手の言葉をそのまま返す
- 相手の感情をおなじように返す
- 相手の話が長い場合は、要点をまとめて返す
順番に説明していきます。

まず、相手の言葉をそのまま使って返すというのは、こんな感じです。

この前フラワーパークに行ってきたんですが、藤の花がとてもきれいで良かったです。

フラワーパークに行ってきたんですか。そういえば、あそこの藤の花は話題になってますよね!
といった感じになります。
また、感情を返すという方法もあります。

昨日は仕事が飛ぶ鳥を落とす勢いでうまくいって、新規の案件で50万円の契約がとれたんです!

それはおめでとうございます。○○さん、絶好調ですね。
最後に、相手の話の要点をまとめて返すという場合です。

昨日は突発仕事で23時までかかってしまって。クレーム対応でさんざんでした・・。配送ミスがあった荷物を回収しに行ったら社用車が故障してしまって。しかも渋滞にはまったし・・。しかもスマホの充電が切れてしまって。

そんなに遅くまでかかってしまったんですか。○○さん、たいへんでしたね。クレーム対応おつかれ様でした。
といった具合になります。
こんな風に相手が言った言葉や感情を繰り返して、相手に返していくといったコミュニケーション方法です。
こうしてバックトラッキングをしながら、質問をおりまぜたりして会話を膨らませていく訳です。
相手の話をききつつ、疑問を持ったところに質問していくと。
初対面の相手と話すときは、とりあえずこのバックトラッキングを意識していくと、かなり沈黙が減って会話が続くようになります。
「バックトラッキング」で注意するべきこと
このバックトラッキングですが、これを知っている人には「ああ、あれね」という反応をされることがあります。
会話がスムーズにできればいいんですが、
知っている人には効果が薄かったり、あまり露骨に相手の言葉を返していると共感してもらえず、それどころか「うざい」と思われてしまうことがあるんですね。
バックトラッキングはGoogleで検索すると、「うざい」とサジェストされるくらいに知られたテクニックだからなんです。
人によってはオウム返しをすると、さっき言ったことをなんで繰り返してるんだ?と思う人もいるので、相手の反応がよくないようだったら別の方法をとった方が無難です。
大事なのは共感して、相手の話を聞いていますよと相手にわかってもらうことなので、会話が不自然にならないよう意識してください。
まとめ

以上がバックトラッキングについての解説です。
バックトラッキングで大事なのは、うわべだけのテクニックにならないように相手の話をよく聞いて共感することです。
「自分にも似たような経験があるかもしれないな・・」というふうに考えながら相手の話を聞いていると、自分の過去の体験や、その時の感情や思考に思い当たることがあります。
そんな自分の体験や感情、思考にそって話すことが、会話をする上での変化球となって、会話のキャッチボールを続ける潤滑油になってくれるんです。
うわべだけのテクニックになってしまわないように、気をつけてくださいね。
ということで、話していて間がもたない時にはどうしたらいいか、でした。
とはいえ、最近は無理に話題を作って話してみると、思いも寄らない反応をされたり、訳のわからない説教をされたりすることがあったりしてまして。
無理に沈黙をさけるのも考えものかな、思っていたりしますというのがオチなのですが。
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