大谷翔平選手を巡る水原一平容疑者による銀行詐欺事件が新たな展開を見せています。
水原容疑者は大谷選手の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上もの巨額を違法なブックメーカーに不正送金していたことが明らかになりました。
一方で、大谷選手は自身の口座が不正に使われていたことを知らされておらず、被害者の立場にあると主張されています。
MLBはさらなる調査を検討しておりますが、水原容疑者の罪状認否や保釈の可能性など、今後の展開にも注目が集まっています。
ドジャースの同僚たちは、ニューヨークタイムズの水原氏の事件に関する新情報にうんざりしている。
「正直、もう全てがうんざりだ」とドジャースのある選手がつぶやきました。
チームは11日に勝利を喜び、その様子がSNSにアップロードされていました。
しかし、同じ日にアメリカの「ニューヨークタイムズ」が水原一平氏に関する新しい情報を報じたため、チーム内の雰囲気は一変しました。
今回、私たちはドジャースチームの同僚たちのコメントを含む、水原一平氏の事件の続報をお届けします。
12日、米連邦検察当局は、大谷選手の通訳を務めていた水原一平容疑者が銀行詐欺の容疑で逮捕されたと発表しました。
さらに、Bスポーツ局のESPNは、水原一平氏が以前にどのように行動していたかを詳しく報じ、一度は収まったかに見えたこの騒動が再び注目を集める事態になりました。
シーズン開幕と同時に、大谷選手は野球に集中したいと述べています。彼は最近のインタビューで、「試合をする時、水原氏の問題には特に思いを馳せていません。
私がこれまで培ってきた技術は基本的に変わらないと思います。ですので、私は自分の仕事に100%集中し、グラウンドでそれを表現することが大事です。
外で何が起ころうと、私のプレーには影響しません」と語りました。
大谷選手は、野球に集中し、水原氏の騒動に関して特に心配していないとコメント。
大谷選手は3月26日の騒動に関する会見では、水原一平氏について「信頼していた方」、「彼」、「一平さん」と呼んでいましたが、インタビューの際には「今回のあれ」と表現していました。
このことについて、メディアでは大谷選手の心情の変化が伺えると注目しています。
大谷選手の打撃成績が好調であり、ドジャースの打線において重要な役割を果たしている。
一方で、シーズン開幕15試合を終えた大谷選手の打球について、現地メディアは「5四球」と報じており、昨シーズンの「8四球」と比べると半減していると指摘しています。
これは、大谷選手の後ろを固定したベテランのフリーマン選手の存在が影響しているとみられ、相手投手が大谷選手に対して「勝負せざるを得ない状況」が作られていると分析されています。
このように、水原一平氏の事件や、チームメイトの変化などが大谷選手の成績にも影響を及ぼしているようです。
チームメイトのコメント
大谷選手の同僚であるヘルナンデス選手は次のように語りました
「俺たちは今シーズン真最中なんだ。翔平(大谷選手)はもちろん知らなかったこと、事実がたくさんありすぎて動揺しているでも、これからも翔平を信じているし、こうした中でも素晴らしい記録を叩き出している。なんと言っても、彼のプレイが全てだよ」
と、コメント。
ベッツ選手も「騒動が起こってからも好調なプレイを見せる大谷選手を信じている」と述べました。
一方で、「驚くニュースばかりだが、正直こうしたニュースを見るのがうんざりなんだ。
俺たちは野球をやるために来ているし、翔平にもできるだけ野球に集中してほしい」と、水原一平容疑者の事件に関する報道に疲れ気味の様子を見せています。
ベッツ選手は「彼の恐ろしいところはこんな状況でもホームランやヒットが打ててしまうところだ。
彼と野球ができる俺たちはそれだけでいいんだよ」と、大谷選手の活躍に喜びを示しました。
水原氏は13日に出頭する見込み である
- ABCニュースによると、水原容疑者は12日(米国時間13日)の午後5時過ぎにロサンゼルスのダウンタウンにある連邦裁判所に出頭する可能性が高いと報じられています。
- 当局者によると、水原容疑者は罪状認否を求められることはなく、おそらく保釈されるとのことです。
- 複数のメディアによると、水原容疑者は大谷選手の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金したとされています。これまでの報道では450万ドル(約6億9000万円)以上とされていたので、実際の不正送金額は3倍以上だったことが明らかになりました。
- マーティン・エストラーダ連邦検事は、大谷選手はこの件における犠牲者であると考えられていると強調しました。
大谷選手は知らなかった可能性が高い
- 大谷選手は、水原容疑者のギャンブルや借金返済のために自身の口座を使用していたことを知らなかったと主張されています。
- 銀行の電話記録から、水原容疑者が大谷選手になりすまして銀行員に送金を許可させていたことが明らかになっています。これは非常に衝撃的な事実です。
- MLBは、明らかになった情報と既に入手している情報を考慮し、さらなる調査を行うかどうかを判断するために、刑事訴訟手続きの解決を待つことにしたと発表しました。
- 教授の分析によると、大谷選手がメジャーに挑戦した2018年から、水原容疑者は大谷選手の銀行口座の管理を手伝っており、エンゼルスからの給与はその口座に預金されていたことが分かりました。
- 水原容疑者が賭けに使った金額は約1億4200万ドル(約218億円)、負けた金額は約1億800万ドル(約28億円)、純損失は4068ドル(約62億円)だったと報告されています。
つまり、大谷選手は自身の口座が不正に使われていたことを知らされておらず、被害者の立場にあると考えられています。MLBはさらなる調査を検討中です。
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