社会人として仕事をして働くとなれば、上司との関係は問題になりやすいですよね。
うまくウマがあえばいいのですが、なかにはどうやってもうまくいかなかったり、上司との接し方で悩んだりすることも多いと思います。
言われるまでもないのですが、ストレスが身体に悪いとはわかっていても、いざ自分がその立場になってしまうと、どうしたらいいのかと悩んでしまうこともあるかと思います。
私の場合も、上司が嫌いすぎてお腹が痛くなってくるような時がありました。
ここでは、そんな時にどうすればいいのかを匿名を条件として7名の方にお聞きして、その対処方法をまとめました。
結論を言うと、嫌いすぎてストレスでどうにもならない上司への対処方法は、次の3つになります。
- 「沈黙は金」
- 「わり切る」
- 「うけ流す」
この記事では、上司との間に発生しやすい事例と、その対処方法をご説明します。
少しでも気になっていただけましたら、ぜひ読んでいただいて、ご自分にあった対処方法のヒントをみつけてみてください。
嫌われる上司の特徴 13選
嫌われやすい上司の特徴をあげてみます。
- 口はよく回るが仕事をしない
- すぐ感情的になる
- 体育会系でついていけない
- 無責任で責任を押し付けてくる
- 部下の好き嫌いを態度に出す
- 部下をいびるのに快楽を感じている
- 理不尽
- 高圧的
- 手柄を横取りする
- 偉い人と部下とで接する態度が違う
- 失敗は責め成功は褒めない
- 仕事ができなくて尊敬できない
- 冷たすぎる
多くあがったのはこんな感じでした。
忙しいのに喋りに夢中で仕事のほうが回ってない。体育系でうざいし高圧的。
「え、それで大丈夫なの?」と疑問に思いつつも、指示のとおりにやってみたら案の定、問題が発生。
するととたんに、指示した本人は知らないフリをして責任を押し付けてくる、などなど。
嫌な上司というのはどこにでもいるのでしょうけども、こういう上司にあたってしまうと本当につらいですよね。
なぜか、こういう人にかぎって上にいたりするから当たってしまった場合、つらいところです。
では、こういう上司にあたってストレスが溜まってしまう場合、どう対処すればいいのでしょうか。
順に見ていきたいと思います。
上司が原因なストレスを溜めない17のコツ
では、そんな上司と接してストレスを貯めないようにする対処方法です。
- お金の為とわりきる
- その上司が脳や心に存在する時間を可能な限り短くする
- 他の人が、どういう風にその人に接しているかを観察する
- 受け流す、聞き流す
- 視界に入らないように工夫して接点を減らす
- 疑問点は納得いくまで質問する
- 嫌いな上司は反面教師にする
- 上司の立場・行動の意図を観察する
- 対抗しないで相手の話に合わせる
- 接点を減らして意識しない・考えないようにする
- 上司の人格や関係性を割り切って考える
- 自分の意思をしっかりと伝える
- ストレスを趣味など他で発散する
- 必要最低限のコミュニケーションだけですませる
- 自分が変えられる部分に着目
- 瞑想やヨガ・ストレッチ・筋トレなどを取り入れる
- 良い面を見つけてゲーム感覚で攻略する
順に見ていきます。
お金の為とわりきる
お金の為と割り切りましょう。
小言を聞いてる間も給料は発生しているんです。こうしている間もお金が出るわけですから、少しは煮えたぎったハラもおさまるというものです。
その上司が脳や心に存在する時間を可能な限り短くする
憎まれっ子世にはばかるといったりしますが、その上司のことはなるべくすぐに忘れましょう。
失敗した時もそうですが、自分に問題があるなら反省すべきは反省して、改善すべきは改善します。
そこである程度の答えを出してメモを取るなり改善策をうったら、可能な限り早く脳から追い出して切り替えます。
やるべきことをやったらもっと意義のあることを考えるべきです。
必要も無いのに考えたり落ち込んで心を痛めたりしても何もなりません。
逆にいやなことをひきつけてしまうことになりかねません。
さっさと忘れて、「夕食は何を食べようかな」とでも考えていたほうがマシというものです。
他の人が、どういう風にその上司に接しているかを観察する
自分と同じかそれより下のポジションにいる人がその上司に接しているかを観察します。
どんな感じで挨拶して、どんな風に話しているかをよくみてください。
そして可能な限りそれを真似するのは、すぐに取り入れやすい効果的な対処法です。
受け流す、聞き流す
注意された時に、それは本当に受け入れて反省したり、今後にいかすべきかどうかを考えてみましょう。
反省すべきなら、すなおに受け入れて反省し今後にいかすべきです。
でも、どう考えても納得がいかないなら、態度は真剣に反省します。
そして「耳から入ってくるものは全部聞き流し」ましょう」
聞くだけ無駄なことは聞き流してOKです。
世の中には自分が事細かく指示を出して作業をさせたのに、それがうまくいかないと途端に責任転嫁をしてくるような、目を疑うような上司も本当に存在します。
沈黙は金といいますが、聞いているということを相手に伝えるためにも相づちなどは普通にすべきです。
基本的に必要なことが相手に伝わったあとは、口数は少なめにした方が事態は好転しがちですので、参考までに。
視界に入らないように工夫して、接点を減らす
嫌いなものを見て、気分が高揚したりテンションがあがる人は少ないです。
なるべく嫌なものは見ないように、立ち位置や視線をおくところは工夫しましょう。
くれぐれも露骨に視線をそらしたり、避けたりするのはNGです。ふつうに接しましょう。
疑問点は納得いくまで質問する
まれにありがちなんですが、思っていることが伝わってないということがあります。
意見や疑問があるなら、まずは質問なり相談なりで伝えましょう。
報告・連絡・相談をしてない!と言われてしまうと問題あるのは自分ということになってしまいますし、ホウレンソウは仕事の基本です。
くれぐれも、相手を攻めたり問題を指摘して図星をつくのではなくソフトに伝えてください。
(まあ本当に問題がある上司の場合はいうだけ無駄なんですが・・)
嫌いな上司は反面教師にする
理不尽で無責任で・・など、嫌いな理由はいろいろあると思います。
自分が嫌いな相手は、同じ理由で他の人も嫌っているはずです。自分はそうならないように、反面教師になってもらいましょう。
上司の立場・行動の意図を観察する
あえて嫌われ役に徹している、きびしく接してくる理由がある場合がある時もあるのです。
観察していればそれがわかるかもしれません。
余裕があるなら観察してみましょう。見ているだけでムカついてくるレベルまでいっているなら、おすすめはしません。見るだけ無意味なので仕事に励みましょう。
対抗しないで相手の話に合わせる
嫌な上司と話す時には相手の話にあわせます。できる限りは相手が何を言いたいのかを把握するのにつとめます。
もし腑に落ちないことがあったり、疑問を感じたら質問相談でとにかく言葉に出して聞いてみてください。
嫌味を言ってきたりするような上司の場合、やり返したくなる場合もあるかと思いますが、やり返しても反撃がきますから、相手が気分を悪くしそうな言葉はオブラートにつつみましょう。
上司の人格や関係性を割り切って考える
上司の行動の問題点を指摘して伝えたら、反省して悔い改めていい上司になってくれました!今では会社に行くのがハッピーで毎日が楽しいです!!
なんてことはまずありません。どんなにありがたいお坊さんの説法でも、相手を変えるのはほぼ無理と言われています。
会社にいる間だけ、仕事が効率的にまわるように接すればいいんだと割り切って考えてください。
自分の意思をしっかりと伝える
上司への問題や悩みをひたすら思いこんだり考えているだけで、相手にはまったく素振りさえも見せないし、伝えてないという人がいます。
それで問題なく仕事をこなしていけるならいいんですが、そうでないなら思ったことは相手につたえましょう。
沈黙は金なりと申しますが、黙ったまま心を病むのはNGです。
ストレスを趣味など他のことで発散する
ストレスを抱えていてもいいことはなにもありません。
退社したあとは、脳や心にストレスをためないように発散することを心がけます。
好きなコンビニスイーツを食べたり、趣味に没頭するなど気分転換に力を注ぎます。
お酒を飲むのも手段の一つではあるんですが、お酒を飲むと逆に思い出してしまい、それを忘れるために深酒をしてしまったり、路上で吐いてゴミのポリバケツに抱きついたりする人もマレにいるようです。
肝臓の負担になって健康にも悪いのでお酒はほどほどにしておくのが吉です。
必要最低限のコミュニケーションだけですませる
仕事の基本ですが、挨拶とホウレンソウは大事です。
必要なことだけは必ず行いましょう。
大事なことなのでもう一度いいますが、最低限の必要なことだけでいいです。
自分が変えられる部分に着目
人間関係で相手を変えるのは基本的に不可能なので、なにかを変えるなら自分が変わるしか無いです。
自分に問題があったり、自分が変えられるところがあるなら変えましょう。
瞑想やヨガ・ストレッチ・筋トレなどを取り入れる
瞑想やヨガといったものをしてみると心が晴れると言う意見が意外に多くありました。
アロマを試したりや日帰り銭湯に行ってみたりというのも効果的です。
今までやったことのないことに取り組むのは、日常を変化させる刺激にもなります。
ウォーキングやストレッチ、筋トレなどをして身体を動かすことも、ストレスの発散には効果的だったと言われていますから、健康のためにも身体を動かすのはオススメの対処法です。
上司の良い面を見つけてゲーム感覚で攻略する
ここまでにあがっていた対処法を総動員して、「嫌な上司を攻略するゲーム」をプレイします。
たいていのゲームには攻略法があるものですし、部署にいるのが自分だけでないのであれば、ライバルのプレイヤーも存在するわけです。
攻略法を見つけられれば高得点をマークできるかもしれません。
これだけは絶対に避けるべき!「上司にストレスを感じたときのNGな対処」
- 作業内容がきつい、難しすぎる場合は率直に伝える
- 感情的に接する
- 嫌いなことを態度に出す
- 上司を露骨に避ける・接触を極端に断つ
- 社内の人間に愚痴をこぼす
- 上司の気に入られようとして媚びる
となります。これらの接し方はいい結果をもたらさないので避けてください。
作業内容がきつい、難しすぎる場合は率直に伝える
仕事はきついものですが、知識的にも体力的にも個人差があります。 たとえ無理だと思っても、まずはやってみるのがかんじんです。
- 時間がかかりすぎる
- そもそも、できる気がしない
- 体の一部が痛くなってきた・・
なんてときは、率直に伝えましょう。
様子を見て、さっしてくれるだろう・・とか、そういうのは期待しないほうがいいです。
できるならやる、でも無理なら まずは伝えてください。
感情的に接する
感情的にくる相手に感情をぶつけると、まぁほぼ100%ろくなことにならないのはよくわかると思います。
(それでも本当に頭にきてしまうと、どうしても素振りにでてしまうのですが・・)
そんな時は自分を他人の視点で観察してみようと意識します。
「上司に怒られてる同僚が本気でキレて上司とやりあっている」のを目撃したら、あなたはどう思いますか?
「やめておけばいいのに・・」「とか、それはマズイだろ・・と」と思う人が多いはずです。
『イラッ』ときたら、心をシャットアウトして考えるのをやめましょう。
とにかく聞きに徹して、考えて反省しているという態度で(やり)すごしてください。
嫌いなことを態度に出す
嫌いというのが態度に出てしまうと、相手に「あなたが嫌いです」ってことがほぼダイレクトに伝わります。
あなたは自分が嫌いな相手にどんな風に接しますか?
まず間違いなく事態が好転する展開がくることはないです。
心静かに穏やかに過ごしたいなら、態度だけはうやうやしく右から左へ聞き流すのが基本です。
上司を露骨に避ける・接触を極端に断つ
これもやってしまうと、相手に違和感や不信感をいだかせます。
基本的には嫌なものには近づかず距離を取るのが正解なんですが、露骨にやるのはダメすぎます。
めだたず、さりげなく回避しましょう。
社内の人間に愚痴をこぼす
気が置けて信頼できる仲のいい同僚に愚痴をこぼしてたら、じつはその同僚はそこら中でべらべらと喋りまくってた!ってのは意外によくある話です。
仮にその同僚が本当に信頼できるいいやつだったとしても、話している時に聞き耳をたてている人間がいないとも限りません。
社内の人間に愚痴をいったり冗談まじりに話すといったことはやめておいた方が無難です。
SNSに愚痴を書くというのも、社内の人間がふれるチャンスはある訳ですしオススメできません。
上司の気に入られようとして媚びる
媚びるのが苦にならなくて、媚びて効果があるなら一考の余地はあるんですが、たいていは効果がないです。
仮に効果があっても、それをみている周囲がドン引きするのがオチなのでNGです。
それでも仕事の上司へのストレスが限界に感じる場合の対応策は
- 期待をやめる
- 最低限だけ働く
- 感情を無にする
- 業務日誌に記録を残す
- 上司に思っていることを直接伝える
- 人事の部署に相談する・異動を希望する
- 労務局に相談する
- 転職する
期待するのをやめる
相手がある日をさかいに突然、人が変わっていい上司になった!というようなことはまずないです。
相手も人間なんだから、腹を割って話せばきっといつかわかってくれる的な期待をするのは、ほぼ間違いなく失望に変わります。
期待するのはやめましょう。
最低限だけ働く
会社は労働をしにいくところで、労働の対価に給料を受け取ります。
いただいた給料の分だけ「きっちり」働きましょう。
考えない・感じない・感情を無にする
深く深く海より深く考えたら、世界が変わるような名案がうかぶ!
ようなことはまず無いです。
考えるだけ脳のリソースが専有されてしまうし、心が疲弊するだけです。
仕事に全集中した方がまだ効率的ですから、考えない・感じないということが大事です。
業務日誌に記録を残す
上司に嫌味を言われた、理不尽な指示や対応をされてイライラした。
こういったことがある場合は、その言った相手、場所、時間などできるだけ細かく記録に残しておきましょう。
あとになって振り返ってそれを見直した時に、とるに足らないことだったりすることがあるかもしれません。
取るに足らないことでなくて深刻であるなら、それはそれで使う場合があるので記録しておくのはおすすめの対処方法です。
そして書いたらキレイさっぱりと、それは一旦忘れます。
書いたのだから、もうおぼえておく必要はないのです。区切りをつけてください。
上司に思っていることを直接伝える
上司との関係で嫌な思いをしているなら、直接伝えてみることは必要です。
一方的な思い込みで自分で自分を追い込んでいるような時はそれで解決することもありますし、言わないと上司に都合のいいように話を作り変えられてしまうようなケースもあるからです。
人事の部署に相談する・異動を希望する
どうにもならない場合は、上司のさらに上の上司に相談したり、人事部に相談したりするのも手です。
まれにですが、ここをすっとばしていきなり辞めて転職してしまう人がいます。
会社の社風自体があわないとか、会社にたいしても不満があるのならそれもありかもしれません。
しかし昨今の日本は転職して年収があがるよりも、転職すればするほど年収が下がるケースのほうが多いと言われています。
転職という選択肢は、最後の手段にしておくべきですし、するなら考えてしっかりと準備するべきです。
中小の会社であっても、離職率が高かったりする場合、他部署が人手が足りなかったり、社員の確保に手をやいている場合もありますから、小さい会社であっても相談したら他部署に移動できたりすることもあります。
労務局に相談する
あからさまにブラックな場合はこれが効果的なこともあります。
しかし、よほどのケースでないと難しいという面もあるようです。
ですが、相手は労務のエキスパートですから、悩んでいるくらいなら相談するのも手です。
労務局ではどうにもならなかったけど、労働審判で自力で解決したというケースもありますので。
この場合に業務日誌に記録しておいたことが多大に生きてきたりします。
転職する
ここまでいろいろと対処方法をあげてきましたが、考え抜いて手を尽くしてもどうにもならない場合には、転職して他の会社に移動するという選択肢があります。
考えても、相談しても、行動して手を尽くしてもどうにもならないなら、迷わずこの手段を選ぶべきです。
落ち着いて考えればわかるようなことでも、いざそういった当事者に自分がなってしまうと、どうしたらいいかわからなくなったり、世間体や家族、両親をがっかりさせてしまうから・・などいろんなことがしがらみになって視野が狭くなってしまうんですね。
ですが、逃げるのは恥ではないし役に立つときもあります。
まとめ
仕事における上司との関係の悩みは、一人でできる仕事を選択でもしない限りつきることがないと思われます。
こういった時に難しいのは、例えば「A社のB部署にいる部下全員に嫌われているC課長」がいたとして、その部下の「DさんとEさんが、同じような悩みを抱えた結果として、同じ対処方法をしたとしても、同じ結果にならないことがある」ことですね。
- 「沈黙は金」
- 「わり切る」
- 「うけ流す」
の3つを心に留めてみてください。
表向きは丁寧に接して、相手を中学2年生ぐらいの子供だと思って接すれば、心のざわめきも少しは抑えられるというものです。
子供なら口のきき方を知らないし、理不尽な物言いや自分勝手な行動も、そういう生物なんだとしてスルーするスキルを磨きましょう。
相手の話に合わせ、なにか言われても「狸の置物がなんか言ってる」程度に思えば、嫌味の一つでも返してやりたくなっても、言うだけ無駄だと思えてくるはずです。
聞き流せばダメージはゼロです。
嫌な上司の元ではまったく活躍できなかったのに、人事異動で部署が変わった途端にめざましい成果を出して相手を見返した的な胸がスカッするような逸話もありました。
待てば事態も変わるときがきます。嫌な上司をまともに相手にして疲弊するようなことはせずに、自分を大事に過ごしてください。
会社にとってあなたの代わりはたくさんいるかもしれませんが、あなたにとっての「あなた自身」は、代わりなんて存在しない世界でただ一人の存在です。
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