ブログをやっていると、特化させた方がいいという話はよくでます。
雑記ブログの場合、とあるカテゴリーを別のサイトに移動させたり、別のサイトに引っ越しさせたくなったりします。(少なくとも私は💧)
そんな風に、部分的なWordPressの引っ越しをする方法を紹介してみます。

ひとつのカテゴリーだけ引越しをする手順
記事を引越しするサイトを「元サイト」、記事の移転先のサイトを「移転先サイト」とします。
引越しの手順は以下のようになります。
- プラグインを準備
- 移転させたい記事を元サイトからエクスポート
- 移転先サイトへインポート
という風になります。
プラグインは「DeMomentSomTres Export」を使います。
このプラグインを「元サイト」にインストールして、「元サイト」でエクスポートしたファイルを「移転先サイト」にインポートすると、記事と記事内の画像URLも移転先のURLに書き換えられた状態で引っ越しをする事ができます。
DeMomentSomTres Exportプラグインをインストール
「DeMomentSomTres Export」プラグインを「元サイト」にインストールして有効化します。
有効化したら「Skip」をクリック。
エクスポートするカテゴリーを選択
WordPressの管理画面に戻って「ツール」>「DeMomentSomTres Export」を開きます。
移転させたい記事を選択します。
- 「投稿」にチェックの入った状態で、カテゴリーを選択します。
- 「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック。
とりあえずこれでエクスポートは完了。
移転先サイトにインポートする
次は、移転先のサイトにインポートします。
移転先ではWordPressの機能を使うのでプラグインのインストールなどは必要ありません。
- WordPressの管理画面を開く
- 「ツール」をクリック
- 「インポート」をクリック
- WordPressの欄のいますぐインストールをクリック (インポートする為のツールがダウンロードされます)
- 「インポーターの実行」 をクリック
- インポートするファイル(さきほどエクスポートしたファイル)を選択
- 「ファイルをアップロードしてインポート」をクリック
- インポートした記事の投稿者名を選択
- 投稿者を既存のユーザーにわりあてるの項目でユーザーを選択
- 既存ファイルのインポート欄の添付ファイルをダウンロードしてインポートするにチェック
- 「実行」
という流れです。
作業を終えたら、移転した記事と画像がきちんと表示されるか確認します。
画像が表示されない場合がありますが、移転した記事内で使っていた画像は、すべて移転先のサイトのメディアにアップロードされていますので、そこだけ手作業で修正すればOKなはず。
移転元サイトの記事の後処理とリダイレクト
記事を移転させると、元サイトと移転先サイトで同じ記事が2つ存在する事になります。
重複してしまっているので、このままにしておくのは得策ではありません。
この場合の対処方法は、
- 元サイトから移転した記事を削除する
- 元サイトから移転した記事は非公開か下書きにしておく
- 元サイトから移転先サイトへ301リダイレクト
のうち、どれかを選択することになります。
リダイレクトする方法
リダイレクトについては「Redirection」というプラグインで簡単にできるのですが、まれに不具合が出るので設定には要注意です。
プラグインを使う他には、.htaccessファイルを編集する方法があります。
エックスサーバーでの.htaccessファイルの編集方法
- ファイルマネージャーにログイン
- 「ドメイン名フォルダ」をクリック
- 「public_html」
- 「.htaccess」にチェックを入れて編集します。
記述の仕方は、.htaccessの「# END WordPress」の後に記述します。
書式は以下の通りで、移転元のドメインURLは不要です。
「.htaccess」の文字コードは、ファイルの中に、1バイトのASCII文字(英数記号文字)しか含まないのであれば、文字コードは「SHIFT-JIS」でも「EUC-JP」でも「UTF-8」でもOKとのこと。
特にかわったことをしていないなら、文字コードは「SHIFT-JIS」か「UTF-8」で保存が無難かなと。
全て終えたら、リダイレクトされるか確認してください。
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