
ドリップバッグコーヒーは、面倒な手間をかけずに本格的なコーヒーを楽しめるので、根強い人気があります。
ですが、そんなドリップバッグコーヒーもちょっとした入れ方の違いで、おいしさに馬鹿にできない違いが出てしまうのをごそんじでしょうか。
ですから、ここで紹介するのは手軽さを重視して、かんたんにおいしく飲む方法を追求します。
おいしいドリップコーヒーを入れるポイント
ここで紹介するポイントは、すべて律儀にやってみようとすると、ちょっと手間になってしまうかもしれません。
あまりこだわってしまうと、せっかくのドリップバッグの手軽さが亡くなってしまいますので、できることだけチョイスしてやってみてください。
✅おいしいドリップコーヒーを入れるポイント
- いれる前にカップを温めておく
- 浸水型のドリップバッグはドリップ型にする
- お湯は何回かに分けてフィルターを濡らさないように注ぐ
- ドリップコーヒーの泡はおとさないようにする
淹れる前にカップを温めておく
ホットコーヒーは冷めると酸味が強くなってしまうので、味がかわってしまいます。
だから、冷めないようにカップを温めておくと、おいしいコーヒーを楽しめるんです。
おすすめの温め方は、カップにお湯を注いで15秒くらい待ってからお湯を捨てていれるのが一番手軽で簡単です。
この時に、プラスチック製のカップに熱湯をそそいでしまうと独特のニオイがでる事があります。
これだとせっかくのコーヒーの香りや風味も台無しです。
なので、プラスチック製のカップはさけて陶器やステンレス、ガラスといった素材のカップがベターです。
浸水型のドリップバッグはドリッパースタンドなどを使う
浸水型のドリップバッグとは、カップの中にセットするタイプのコーヒーバッグのことです。
カップの中にセットすると、いれたコーヒーがドリップバッグの中の粉にふれてしまうため、雑味(苦味や渋みのこと)が出てしまいやすいです。
浸水型のドリップバッグはドリッパースタンドなどを使っていれると雑味のすくないコーヒー本来の味を楽しめます。
蒸らしをして、お湯は何回かに分けてフィルターを濡らさないように注ぐ
ドリップバッグの場合、まずは少しだけお湯をそそいで蒸らしをしてからそそぐことが多いです。
蒸らしの後は一気に淹れてしまう事もできますが、これはNGです。
一気に淹れてしまうと、コーヒー豆の味がしっかりと抽出されないままポトポト落ちてしまい、本来の味がでなくなってしまいます。
それに、コーヒー豆がのっていないフィルター部分にお湯をそそいでしまうと、お湯がコーヒー豆の粉を通らないでそのままカップの中に落ちてしまいます。
その分味が薄くなってしまうので、お湯割りのコーヒーに近くなってしまう訳で・・。
お湯は何回かにわけて、しっかりとコーヒー豆に注いであげてください。
ドリップコーヒーの泡はおとさないようにする
ドリップコーヒーの泡は雑味が強い場合が多いです。
いれる時に最後の一滴まで淹れようとすると、泡の部分の雑味がおちてしまうので、せっかくの美味しいコーヒーに雑味が混ざってしまいます。
もったいないように感じてしまうかもしれませんが、コーヒーがすべて落ちきる前に、はやめにフィルターを外した方がおいしいコーヒーを楽しめます。
蒸らし時間はどれくらいがいいの?
ドリップコーヒーは淹れ方によって、味や香りが変化します。
とくに正解はないので、何度か試してみて好みの味やいれ方を見つけてみてください。
お湯の温度で味はどうかわるの?
高温 | 中温 | 低温 | |
苦味 | 強い | 普通 | 弱い |
酸味 | 普通 | 普通 | 強い |
甘味 | 普通 | 強い | 弱い |
香り | 強い | 普通 | 弱い |
お湯の温度でも味は大きくかわってきて、一般的においしく飲める温度は90度前後です。
沸騰した状態のグツグツしているお湯を注ぐのはやめたほうがいいです。
温度が高すぎると豆の余分な雑味まで抽出してしまうため、味が落ちやすいと言われています。
蒸らし時間による味の変化
短い | 長い | |
苦味 | 弱くなる | 強くなる |
酸味 | 強くなる | 弱くなる |
香り | 弱くなる | 弱くなる |
コーヒー豆の蒸らし時間にはとくに正解がなくて、書籍や資料を見ても言っている事がバラバラだったりします。
なので、ドリップバッグやパッケージに蒸らし時間が書いてあれば、それを目安にしてください。
長い時間蒸らしてしまうと味が落ちてしまうので、10秒から長くても60秒くらいまでの蒸らし時間を目安にして、好みの味に調整することもできます。
香りはちょっと難しくて、長すぎても短すぎても弱くなってしまいます。
豆の種類や挽き方にもよりますが、香りを重視する時は20秒前後くらいでいれてあげると香りのいいコーヒーを楽しめると思います。
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