生活していると絶対にやってくるのがセールス、勧誘の電話や自宅訪問などです。
特に一人暮らしの方にとっての基本的な対応の仕方やしつこい場合どうしたら良いか、
いくつか紹介します
自宅に訪問してくるセールス・勧誘への対応は居留守が基本
結論からいうと、いちばんよい対処法は居留守になります。
訪問者が呼び鈴を鳴らしても、すぐには返事をせずに相手を確認します。
宅配や知人でない限り、家にいても出ません。
そうすればそもそも話ができないので、しつこく居座られるのを防げます。
居留守を使うメリットはバレてるかどうかより、住んでいる人をわからせないこと
夜の訪問だったら部屋の明かりや生活音、相手によっては電気メーターの動きを確認してくるので、中に人がいるかどうか判断してきます。
ですが、それがわかっても出てくれなければしつこい営業マンなどにとっては意味がありません。
相手にとって、家にいるのが女性や気の弱そうな男性、お年寄りだけなどとわかると、しつこく対応されるかも知れません。
セールスマンは出てこない家にしつこく執着するよりも よそに行った方が効率がいいので、いつきてもいない家/居留守で出てくれない家/男・女・年代不明と認識されます。
だから、ヘタに対応しない方がいいのです。
宅配便は、本当に宅配便の配送か確認してから応対する
宅配便を頼んでいる場合は、出る前に魚眼レンズやドアホン、声などで確認するようにしてください。
アパートなどの場合でも魚眼レンズは必ずついているはずです。
宅配の服装は特徴的ですから一軒家などでもガラス越しで判別しやすいですし、荷物を抱えているのでわかると思います。
悪質な相手の場合は宅配便の人のフリをしてくる場合もあるので、できるだけ目視や声で確認したいです。
オートロックのマンションでも油断はできません
部屋や物件を選ぶときに「オートロック」を条件に選ぶ人が多くいますが、オートロックであっても侵入する方法はあります。
オートロックの物件に入る方法としては、
- 他の住人や子供が出入りするときに一緒に入る
- 暗証番号をなんらかの方法で盗み見る
- 住人の協力を得たり、過去に住んでいた経歴などを利用する
といった方法で訪問や勧誘してくるケースがあるので油断は大敵です。出かけるときに鍵をかけない人もいますが、盗難など別のトラブルにあう可能性もあるので鍵は必ずかけた方がいいです。
防犯やセキュリティとしては、オートロックよりもモニター付きインターフォンや宅配ボックス、防犯カメラや管理人が常駐しているといった点の方がセキュリティ的には安心といえるので知っておきたいところです。
防犯やセキュリティにはモニター付きインターフォンや宅配ボックスが有利 | れんらぼ (ren-labo.com)
来るのがわかっている宅配便であれば、時間指定やメール通知サービスを利用する
宅配便と訪問販売やセールスを間違えたくないのであれば、日にち・時間指定して荷物を届けてもらうように工夫しましょう。
予定がわかっていれば、安心して無視することができますし、よきせぬ配達であれば再配達もあるので安心して居留守で無視できます。
間違って、セールス相手にドアを開けてしまった場合は、なるべく口数を少なくして「今、忙しくて手を離せないので」・「無職なので」といった適当な理由で断って追い返すのが無難です。
わざわざ訪問販売してくるような話にオトクな話や条件のいい話は まずありません。下手に良い顔をしてしまうと再訪問されるので注意してください。
しつこい相手に対面してしまったら
対面してしまった場合は、「いりません」「お断りします」と、はっきりと拒否の意思を示しましょう。
「いいです」や「結構です」といった言い方は、相手によっては「了解」や「OK」と受け止められることもあるため使わない方がいいです。
毅然とした態度ではっきり断ることが大事です。
ケンカ腰で対応する必要はないので、明るく笑ってお断りが理想的かもしれません。
できるだけ相手にせずに断って、ドアを閉めてカギを掛けて下さい。
のらりくらりかわしていれば諦めるだろう・・といった考え方は、時間のムダです。
断っているのに居座る相手には「警察を呼ぶ」という対応で
通常であれば断れば諦めるはずですが、中にはかなりしつこくて帰らないセールス・勧誘もいます。
その時は「警察を呼びます」といって、実際に呼んでください。
実際にあったケースですが、某国営放送を契約してくれと朝から夕方までしつこく居座るセールスに訪問された人がいました。
この方の場合は、結局警察を呼ぶことで解決したそうです。
警察に連絡するときは、「不審なセールスがしつこく居座って帰らない」といえばOKです。
警察とは大事と思うかもしれませんが、相手はしつこく居座っている弱みがありますし、記録を取られることも嫌うはず。
実際に事件になってしまった例もある
詳細はさけますが、しつこく契約してくれ!といすわったセールスと「貧乏だから契約できないのか」と口げんかになったすえに、貯金額を話してしまった人が強盗にあってしまった例が報道されたことがあります。
このような事例はめったにないでしょうけども、ヘタに話し込んでもいいことがないのがよくわかります。
電話でのセールス・勧誘相手には、登録していない電話番号は出ない
固定電話も携帯も、登録していない電話番号からの電話は出ないといった方法がいちばんです。
固定電話の場合、ナンバーディスプレイを利用するのが理想的ですね。
非通知は着信しない設定にもできます。
着信がわかったら電話番号をネットで検索するとどこからの電話なのか調べることが可能ですから、用事がありそうな相手なら折り返しできますし、何かしらのセールス・勧誘であれば無視すればOK。
検索するときは直接電話番号を検索窓に入れてGoogle検索すれば、「○○の電話番号は□□□」といった検索結果が出てきます。
知人であれば、スマホにくるでしょうしメールもありますから、直接電話してくるのはだいたいがセールスや勧誘です。
もし電話に出てしまったら
「いりません」「お断りします」と、はっきりと断る意思表示をしてすぐ切ります。
だらだら話しこんでも時間の無駄ですし、相手につけいるスキをあたえてもいいことはありません。
- 今忙しくて手が離せないので・・
- 来客中なので・・・
- 私では決められないので
- 家の者ではありませんので・・
理由はなんでもいいので、さっさと切り上げてしまいましょう。面倒なら、故障のフリをして切ってしまえばいいです。
迷惑電話防止機能付きの電話機を使う方法もあります
迷惑電話防止機能つきの電話機を使うのもひとつの手段です。
電話がかかってくると「迷惑電話防止のため会話は録音されます。あらかじめご了承下さい」とアナウンスが流れます。
あやしい相手の場合は、「録音」されるのをよく思いません。
事前に録音すると伝えているので、なにかあったら証拠として使えます。
録音で抑止力にもなりますし、後日なにかあったときにも確認できるがメリットです。
自治体によっては、年配の方がいる家庭には購入を補助する制度があったりしますから、そういう制度を利用して導入すると費用の一部を公費でもってもらえることもあります。
迷惑な訪問者はどんなものが多いのか
営業訪問は知識があれば簡単に追い返すことができますが、かなり口が上手いので注意がいります。
事実と異なる内容を説明されて、騙されて契約させられてしまう可能性があります。
基本的には予約のない訪問は無視が一番ですが、宅配や外にでたタイミングで訪問されたりと完璧に無視するのもなかなか難しいです。
ですが、どんなケースがあるのか知っておくと対策がしやすいです。
NHK受信料や放送契約
「電波の受信の確認をしているのですがテレビは持っていますか」という感じで聞いてきたり、TVがあるなら契約しないと違法だといったような説明で契約を迫ってきます。
テレビやワンセグを所持していない場合は契約する必要は一切ありません。
少しでも不審に思ったらその場では絶対に契約せずに友人や家族に相談するなり、ネットで調べてください。
NHK受信料については、恐喝まがいな徴収の仕方や詐欺まがいな契約のさせ方をしている集金人が問題となり、原則個別訪問はなくなる方向ですすんでいますが、2024年以降は代替制度を決めるとされていて、まだはっきりと決まっていません。
「テレビはない」と言うとすぐに帰ってくれることもありますが、電波状況の悪い地方などだと室内アンテナでは受信できないことも多いので、外にTVアンテナがある家庭も多いと思います。
この場合、テレビがないと言っても無理です。居座られますので、どうしても嫌なら警察を呼ぶか、あえて契約してしまうのも手です。
意外かもしれませんがTVを持っている家庭は契約の義務はありますが、支払いの義務はないとのことです。(生活に困っていて支払えない場合など)
(詳しくは、NHKから国民を守る党の立花さんの話がわかりやすいです)
TVを視聴をしているのに料金を支払わずにいた為にNHKから訴訟を起こされた事例があり、この場合は逆に「契約をしていなかった為に、かなり大きな額を請求された事例」もあります。
NHKがうつらないTVを利用していたが訴訟されて敗訴した件もあるので、こういったことはよく知っておいた方がよさそうです。
インターネット回線
インターネット回線系の訪問販売はけっこう多く、フレッツ光やジェイコムなどの営業訪問になります。
「工事をすると回線が早くなるし、今より安くなる」といった説明をされ、こちらには何もデメリットがないかのような感じで勧誘してきます。
実際に今使っている回線から乗り換えたとしても、早くなるかどうかは基地局からの距離やプロバイダの混み具合、近くにヘビーユーザーいるかどうかなどで変わってきます。
また、工事費がかかったり、解約する時の違約金が高かったりするケースも多いので、お得に見えて損することも多いです。
もし、こういった勧誘の人が来たら「結構です」と、断ってください。
理由を聞かれたら、「FPSをやっているので回線が変わると困る」といった、適当な理由でOKです。
設備点検や保守工事
水道・ガス・電気、消火器・火災報知器等の設備点検のためと訪問してくる業者もいます。
基本的にはこういった設備点検は、しっかりとした業者がやっているのであれば事前にポストに点検日等の紙が入ったりと連絡があるものです。
問題は詐欺目的で設備点検を装っている人が紛れ込んでいるケース。
服装や姿だけでは判断がつきませんし、よっぽど知識がない限りは騙される可能性が高いので注意が必要です。
アポなし訪問の設備点検は詐欺である可能性が高いので居留守で問題ありません。
下手に相手をしてしまうと、無料の点検だと言っていたのに勝手に交換作業をして料金を請求してきたり、ひとり暮らしの女性宅には盗聴器や盗撮カメラを仕込まれたりといいことがありません。
用心するなら、管理会社に確認したするのも手です。
宗教の勧誘
一人暮らしだとほんとによくあると言っても過言ではないのが宗教の勧誘。
訪問で来るのは女性が大半です。
やっかいなのがしつこさで、迷惑の度合いは他の営業訪問に引けを取らないのが困るところです。
世間話や雑談でとにかく話をしたいとことわりづらい方向に持っていかれてズルズルと話を聞くハメになりがちです。
話を聞いているうちに勧誘に引っかかってしまう人もいるので訪問しているんでしょうが、居留守で避けたいところです。
新聞の勧誘
新聞勧誘の場合は、契約したときの景品でつって契約させようとしてきます。
契約すると洗剤やビール券などをあげますからと「1か月契約して解約すれば得だから」とかそんな感じで話してきます。
今は新聞がなくてもネットでニュースが見れる時代ですし、一度契約すると次を契約してくれと来るので解約するのが手間です。
なので、いらないと思ったらしっかりと断ってください。
契約しても、朝新聞を読むのが習慣になっていない場合、読まずにゴミになってしまうことも多いです。
不用品の回収
不用品の回収を行っていますので、なにかありませんか?と訪問してくるパターンです。
説明のとおりに廃品を回収してくれる業者もいますが、中には悪質な業者もいるので注意が必要です。
テレビや冷蔵庫もOKです(ただし無料とは言っていない)といった例や、「なんでも無料」と言っていたのに車に積み込んでから廃棄料金を請求してきた例もあります。
(それなら頼まないというと積み込みと積み下ろし作業をした料金を請求してきます)
料金を払って依頼しても、近所に不法投棄をして帰ってしまうという迷惑で悪質な業者もいるので、相手にしないのがいちばんかもしれません。
押し買いにも注意
着物や貴金属はありませんか?と電話をしてから訪問してきて、見せると「これだと500円ですね」といった具合に勝手に値段をつけてひったくるように持って行ってしまう「押し買い」といった行為をする業者がいた事例もあります。
ウォーターサーバーの訪問営業
基本は会社やファミリー向けを狙うために、ひとり暮らしの世帯にくることは少ないですが、マンションなどに住んでいる場合、来る可能性があります。
健康や美容のためにいい水を飲んだ方がいいといったセールスで来ますが、お湯も使えて便利といった説明でうっかり契約してしまう事例も多いのだとか。
一人暮らし向け】しつこいセールス・勧誘の対応の仕方 まとめ
自宅訪問のセールスや勧誘に対して、一番の対処法は「居留守」だとされています。
ドアホンや声などで訪問者を確認して、宅配や知人でない限りは家にいても出ずに居留守を決め込むことが効果的です。
そうすることで、相手にしつこく居座られることを防ぐことができます。
基本の対策法は電話も訪問も居留守です。
ひとり暮らしだから、なにかあっても自分しかいないので防犯意識は重要です。
- 相手のわからない電話番号からの電話は出ない
- 宅配や知人以外の訪問は出ない
- うっかり出てしまったら、ハッキリと断る意思表示をする
- しつこくて帰らないセールス・勧誘には警察を呼んでもOK
万が一出てしまったらはっきりと断る態度が大事です。
あればですが、お断りステッカーを張っておくのも効果があります。
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